「渡瀬って優のこと好きだよね」
「そんな訳ないじゃん!
あいつはからかってるだけだよ~」
少しだけ嬉しい優。

「ねぇ渡瀬、カノジョとかいるの?」

いきなり聞いちゃうの!?
…と思いつつ、横で期待しながら聞いている優。
「いねーよ」
渡瀬は不機嫌そうに言った。

「…そおなんだ。意外」
「何でだよ?」
「そんなにモテるのに、付き合うチャンスなんて
いくらでもあるじゃん」

素直に自分の意見を言う優。
横で優衣はニヤニヤしていた。