「…」

忘れられる気がしない。
むしろ、日がたつごとに傷が深くなってる…

渡瀬に対する気持ちもある。

あたしは何がしたいんだろう…
誰を思っているのだろう…

分からないよ…



月曜日、花に水やりをする優。
この学校は花が好きで、沢山の種類がある。
育て方も違うので大変。

「優、花が好きなの?」
ひょいっと横から優衣が来た。
「うん、可愛いし綺麗だし」
「だから率先して栽培委員会入ったんだ。偉い!」