白い天井、少しだけ香るスゥっとしたクスリみたいなニオイ。 ん?ここどこ……? 私の家でもなければ、あのコンクリの部屋でもない。 あれ?私…刺されたんじゃなかった……っけ? もしかして夢?今までの全部夢なの!!? 私はゆっくりと体を起こすけど、お腹に伝わる鈍痛に顔を歪ませた。 「……ッい…たぁ…」 ズキズキと痛むお腹、これがさっきの事が夢じゃないと言っている