「お嬢様〜見ぃつけた〜」

琉嘉がはしゃぎながら駆け寄り

「おい、てめぇ兄を無視すんな」

琉嘉を睨みながら駆けてくる琉稀

「二人とも久方ぶりだな」

挨拶を交わす

「「はい、主様お懐かしくげざいます」」

膝を折り頭を下げる琉稀達

「二人は異様に早かったな、いかがした」

「父からの連絡は今入りました

主様へは別件にございます」

…嫌な予感がする

「別件とは?」

琉稀は眉間に皴を寄せ

「最近の影鬼達について清明殿からの報告書を…」

…確かに安部家からはバイクでは10分程度か

「あい、わかった」

…堅苦しいのはここまでか

「琉稀琉嘉に会わせたい人がいるの
ついて来て?」

ニッコリ笑った

「「はーい」」

可愛いわ…