…気まずい雰囲気だが

「りー姉、鈴姉が心配してた…」

君尋君は鮎沢真達を見たら後に

「りー姉、大丈夫?
怪我して無い?
りー姉、琉稀達呼ぶ?」

鮎沢真達を睨みながら尋ねる

本当に優しいが、
挨拶はして欲しいかな

「君尋君、一応挨拶した方が…」

くるっと振り返り

「りー姉の悪く言う奴らは俺の敵
りー姉は俺らの姉ちゃんだもん、
母親だもん、味方だもん、
りー姉は俺が守る、

母さんみたいにはさせない」

強い瞳をしながら不安を隠せては
いない君尋君

「大丈夫だよ、
君尋君、大丈夫」

しゃがみ、君尋君を抱く

「敵にすらならないよ」

微笑む