材料は家にあるから問題ないし

鈴ちゃんは、清明の仕事の話がある
だからこそ昼は家で食べる予定にした

「鈴ちゃんは、玉の皆とはどうかな」

歩くだけではなく、なんとなく振ってみた

「十二神将のことですよね
姫様いつも玉って呼びますよね
なんでか気になってたんです」

首を傾げ気にしていたから

「鈴ちゃんには言わなかったかしら?
鈴ちゃんの大切な者達だから」

…眉間に皴を寄せてまでわからないか

「それなら父母や他の人も」

ちょっと違うかな

「親にとって子供は掌中の玉、守る存在だからね?
鈴ちゃん達の関係は特殊ではあっても
互い思いやる関係、守り守られる関係だし」

まだ納得出来てないみたい

「鈴ちゃんも私にとっては玉
君尋君や静君…今一緒に住んでいる子達も玉だし…
琉稀や琉嘉もね…」

納得したのかしてないのか良くわからない表情で

「青龍達は変わりませんよ
白虎と朱雀が喧嘩して青龍が、怒り、玄武が宥める日常です」

柔らかい表情でその様子を語る

そんな話をしているうちに家に着いた