「‥‥‥‥‥‥‥」





「‥‥‥‥ふぁ」




「香苗、あくびがうるさい」





「‥‥‥‥んー」





‥‥‥絶対、寝るな



ってか、もう寝てるでしょ





真君を待っているのだが、一向に登校してない



もうすぐ、予鈴が鳴るのに‥‥





ブー.ブー.ブー




「‥‥?電話?



もしもし」





お母さんから電話がかかってきた




『なんか、カッコイイ男の子が家に来た』





‥‥‥?カッコイイ男の子?



雑誌の見すぎじゃないの?





『姫、居ますか?



って言ってた』




「‥‥‥え、私!?」





なんで!?



何処の詐欺師よ!!




って、違うか



だって詐欺師と何か有ったわけじゃないし





『あれ、誰?』





「‥知らない」




と思う





『‥‥そう‥夢だったかも?』




「そうだよ、きっと



じゃ、切るね」





‥‥‥‥しかし、お母さんもそろそろ危ないんじゃないだろうか;




「あ、姫」