『ありがと』 沙穂は俺にそう言った。 ありがとう、は 俺の方だ… いつも無邪気に先生って言ってくれて、 俺のことを必要としてることが伝わる。 感謝されるような人間じゃないよ、俺は。 むしろ、感謝すうほうなんだぞ?? 「沙穂…」 不意にゆったその名前。 そして、きずいたら言ってた言葉… 「ありがとう」