「いや、くだらなくなんかない」 真剣な優しい目を私に向ける。 『………。』 「いいか?人が一番つらいことはな、1人になることなんだ」 『…??』 「もし、この世界に1人だけだったら、人は次第に不安になるんだ」 『うん…』 そうだ… わたしも、不安でしかたなかった。 「不安になってパニックになった時、人は何をしでかすか分からなくなるんだ」 『うん…』 先生の話には、 続きがあった。