「悪い、戸田、今日当番代わってくれない?」 お昼休み、 みんなが騒がしくご飯を食べている最中。 大島君は申し訳なさそうな顔をしながらそう言ってきた。 「あ、うん。いいよ?」 「悪いな」 「うん」 あたしと大島君は同じ図書委員。 最初は委員会には入れないって大島くんが駄々こねてたけど、 じゃんけんで負けてしまい仕方なく図書委員に入ったのだ。 何か大事な用事があるとか..最初はそう言っていたけれど。