「そーなのか?ごめん…」
アツキは申し訳なさそうに言った。
父子家庭って
母子家庭よりも大変ってイメージが
あるみたい。
とくに父と娘だと。
「平気だよ!
あたしお父さん大好きだし
喧嘩した事ないくらい
仲良いんだよ!」
あたしは申し訳なさそうにしてる
アツキに逆に申し訳なくなり
明るく言った。
事実、何にも大変じゃないし
父の事は本当に大好きだもん。
「兄弟は?」
今度は海斗が言った。
「居ない、一人っ子。」
海斗はあたしに普通に
接しているのに
なぜかあたしはぎこちなくて
素っ気無く答えてしまった。
「じゃー神埼を嫁にもらいに行くのは
大変そうだな。」
原因って言えば原因の
なんともタイムリー(?)な話題を
何のためらいなく言う海斗。
…それって誰の話してるの?
海斗は昨日のメールで
友達って言ってたよね…?

