あたりまえか… だって この車には先生とあたししか乗ってないんだもんね。 あたしったらバカみたい。 『璃乃、眠たいなら寝て もいいよ? おまえの家まで意外に 遠いからな。』 あたしがこの時聞いた声はこれが最後だった。 それからすぐ、 あたしは眠りについた。 温かい家族の夢をみながら…