「もたもたしてたら、誰かに取ら れちまうぞ?翔さん頭はイイから 仕事は出来るし、カッコイイし? 」 「…………わかってるよ。そんな ことくらい」 ……ウソ。ホントは、 “矛盾”してる自分が いるんだよ。 あたしだけの“モノ”に、 “存在”に、したいッ! ……って、思う一方、 翔ちゃんが、 誰か…他の人の、“モノ”に なっちゃえば…… 忘れられるんじゃないか。 加減諦めがつくんじゃないか。 ………って、そう思ってるんだ。