明日の放課後にアイツに会うことにした。

「ホントに行くの?あんなヤツどぉでもいいじゃん。」

「だって、あたしらの青春がなくなっちゃうかもなんだよ!?」

「・・・・・・・・そっか。」



ついに、放課後だ。

あたしの青春を守るためだもん!

それに、アイツの命を守るためでもある!

あたしっていいヤツ!w

1年の廊下まできてしまった。

我ながら、ハデなヤツばっかだなぁ・・・

『ねぇ!今月のギャル天国買ったぁ?』

ん?1年のクセにギャル雑誌なんか読んでんのかよッ

・・・・・・・・

ってか、今しゃべってたのってアイツじゃん!

「ねぇ。キミ。」

「はぁ?なんだよ?うぜぇなぁ・・・」

なんだとぉ!?先輩にうざい!?

「キミ、ハデすぎるんだよねぇ・・・」

「別にいいじゃん。人のことなんか・・・」

「よくないの!ルールめっちゃやぶってんじゃん!!」

「アンタだってやぶってるだろ・・・」

「はぁ!?暗黙のルールのことだよ!!あたしは、ちゃんと守ってる!!」

「ん?暗黙のルールぅ!?そんなの知らね・・・」

アンタ知らないのか!?

「暗黙のルールってのは・・・・・・・」

ってなんであたしが説明してんだよ!

「そうなんすか。」

「だから、ちゃんと守って・・・」

「こんなのやぶったて平気だし。」

はぁ!?

「度胸あんね・・・」

「やぶったって別にどうもならないっしょ。」

「どうなっても知らないょ・・・あたしはちゅうこくしといたから・・・」

「お構いなく~ww」

「キミ、名前だけ教えて。」

「あぁ!?イクミですけどぉ?」