もうすぐクリスマスってのに、彼女がいない俺。



ちょっと前まではいた。



だけど、俺から別れを告げた。




彼、京夜は、12月の始まり。


彼女の莉緒の家に行った。




そして、口にしたのだった。









「莉緒、別れよう」









自分で言ったのに、




悲しくなって、





泣きそうになって。






男なのにっていうプライドがあり、すぐにそこから逃げていく。







言い逃げじゃん・・・






と思いながらも、











「俺、莉緒のこと忘れられんの?」












などと考えていた。