If〜桜龍の彼等〜【完】

「いい加減にしろよ。

例えスイでもルナを傷付けたら許さねぇぞ」


「納得いかねぇよ!!

だってこいつは…」


「スイ!!」


タクトとスイの声がどんどん大きくなっていく−−


私のせいで言い争いをする2人をこれ以上見ていたくない−−


「ごめんっ。

ちょっと外の空気吸って来るね」


「ルナちゃん?!」


レンとミズキの心配そうな声を背中に感じながら部屋を出た−−



階段を降りていくと再び強い視線を感じ、私はそそくさと外へ出た


あんなにも人と関わりたくないと思っていたのに、気が付けば少し心を許してしまっていた


桜龍の彼等との時間は不思議と嫌ではなくなっていたんだ


だけど…それがいけなかったんだ…


やっぱり私はここにいていい人間じゃないんだ