If〜桜龍の彼等〜【完】

「だけど、不安でもあった…。


大切な人を失う悲しみを知りすぎたから…


もしタクトがいなくなったらって思うと…


凄く怖かった…。


タクトもいつか私を置いて行っちゃうんじゃないかって…


幸せであればある程…


怖くて逃げ出したくて仕方なかった…。



それ程までにタクトの事を好きになってたの」