If〜桜龍の彼等〜【完】

「ルナ聞いてる?」


「え、あ、ごめんっ…」


あれから若宮さんと入れ違いでタクトがお見舞いに来てくれた


ちゃんと話をしなきゃと思いつつも、何て切り出したらいいのかわからなくて


タクトの話が聞こえてなかった…


「もしかして…決めたのか?」


「あ…えっと…」


どうしよう…


今言うべき?


でもまだ……


「悩んでるの…」


「そうか…」


「ごめんね…」


「俺の事は気にしなくていいから。

ルナが思うようにすればいい」


私が思うまま…