If〜桜龍の彼等〜【完】

「お兄ちゃんと会えて本当に凄く嬉しいし、出来る事なら一緒に暮らしたいです。


だけど…



家族も恋人も失って…


1人ぼっちだった私を救ってくれたのは、他の誰でもなく、タクトなんです。


タクトがいてくれたから、私は今、笑えるんです。


ただ、タクトの傍にいたい。


タクトの隣で笑っていたい。


それが…



私の幸せなんです」


「それで後悔しないんだよな?

今を逃したらルキとはもう暮らせないだろう。

それでも後悔しないなら、俺はお前を応援するよ」