If〜桜龍の彼等〜【完】

「ダメだよっ……」


「彼女、毎日この教室で授業受けてたんだよ。

だから、ここからなら彼女に会えると思うんだ」


近藤くん……−−


「辛いんだ…すごく…


彼女に会いたい……


どうしても


会いたいんだよ……」


近藤くんの気持ち痛いほどわかるよ−−


私だって何度も何度もライトに会いたいって思ったもん


ライトと話したい


ライトの温もりを感じたい


泣いて…泣いて…泣き続けて…


それでも涙は枯れなくて…


泣き続けた………−−