If〜桜龍の彼等〜【完】

パシッ−−


「待てよ」


タクトに手首を掴まれた−−


「どうしたんだよ?」


「あ…ごめん…。

でも、早く探さなきゃ。

今近藤くんを1人には出来ない」


「どういう事だよ?」


そうだよね…


私達を苦しめてきた犯人を探すなんて可笑しいよね


だけど、今はゆっくり説明してる時間はないの−−


「ごめん、あとで説明するから…」


「わかったよ。

その変わりぜってぇ俺から離れんなよ」


私達は走り出した−−