If〜桜龍の彼等〜【完】

「何があった?」


低く静かに尋ねる若宮さんに情けなくも震えてしまう…−−


「ルナが…拉致られました」


「なにっ!?」


「本当にすみませんでしたっ…。

今から1人でA高校に来いと言われています。

5km以内に桜龍の面子がいればルナの無事は保証出来ないと…」


「お前っ…」


「すみませんっ。

それで、若宮さんならA高校に近付いても約束を破る事にはなりません。

なので近くにいて欲しいんです。

もし俺に何かあれば、ルナを助けてやってほしいんです。

お願いしますっ…」


若宮さんがいてくれたら…


きっとルナは助かる−−−