翌日、タクトと一緒に学校へ行くと教室の中にナツはいなかった−−


学校を辞めたというのは本当だったんだ……


「ルナ?どうした?」


「ううん、何でもないっ」


「そうか?」


「うん!」


私が笑顔でそう言うとタクトもふわりと微笑んでくれた−−


席につくとタクトはゆっくりを目を閉じた−−


昨日、タクトと倉庫に戻り話をした


桜龍は未だにBlackStarの事を何一つ掴めていない


だからいつ何が起きてもおかしくない状態らしい


私に出来る事は、絶対に1人にならない事、それだけだった−−


守られてばかりいるのは嫌だけど…


私にどうにかできる問題でもない


足手まといにならない為には、私は大人しく守って貰うしかない


そんな自分が情けない……