「ふふっ。本当に守れるの?」

「はぁ?守ってみせるよ」

「今度は未遂じゃ済まないかもよ?」

決心したばかりの心がまた揺れる

未遂じゃ済まない…

という事はルナが襲われた事も知ってたのか

犯人と強く関係している可能性が高い

赤蛇も決して弱い族じゃないのに跡形もなく消された

相手はそうとうな奴らだろう

そうなれば情報がない今、いつ俺達が狙われてもおかしくない

ルナはもちろん、こいつらも守りてぇ

いや、守らなきゃならねぇ

こいつらは俺を信じてついてきてくれてんだから

総長である俺が、チームを守らなきゃならねぇんだ

そう思うと、俺は男として、ルナに最低の言葉を伝えた

「目…

閉じててくれないか…?」