If〜桜龍の彼等〜【完】

ガチャ−−−

リビングの扉を開け入ってきたのは…

「スズさん…先生…」

2人は扉の所で立ったまま動こうとしない

私が不思議に思っていると

黙ったまま私の前までやってきたスズさんがギュッと抱きしめてきた

「こんなに痩せて……」

泣いているみたいだった

「とりあえずご飯にしよう。

話はそれからだ」

「そうね…」

スズさんは立ち上がると「キッチン借りるね」と言ってリビングから出ていった

スズさんの目は赤くなっていた

何で泣いてるの…?

何で先生とスズさんが家に来たの?

それに、どうやって鍵を…

思う事はたくさんあるけど…

私は考える事をやめた…

そして再び窓の外を眺める

まるで先生とスズさんがいないかのように−−−