「佐和さんってよく喋るんだね」

「え?」

ミズキがいきなり会話に入ってきた

「もっと大人しい子なのかと思ってたから」

「あ〜私人見知りしちゃうんだよね」

「そうなんだ〜」

「だけど、こうやって櫻井さんと話せて嬉しい」

「あ、私も…女の子とこんな風にお喋りするの久しぶりだから、嬉しいよ」

「本当に?よかった〜」


佐和さんの笑顔は女の子らしくて可愛い−−


タクトは全然会話に入って来なかったけど

賑やかな雰囲気のまま、あっという間に目的地のショッピングセンターに到着した