If〜桜龍の彼等〜【完】

その後しばらくマサタカと話をしていたけど、タクトは目を閉じたまま起きない

「ねぇ…タクト、そろそろ起きてよ」

するとゆっくりと目を開けるタクト

「………。」

「まだ怒ってるの…?」

「怒ってねぇよ…」

「本当に?」

「あぁ」

そう言うとタクトは私の肩を抱き寄せた

「わわっ。タクト?!」

いきなりの事で慌てる私とは対称的に無表情のタクト