If〜桜龍の彼等〜【完】

「とりあえず中に入って?」

おばさんに言われ中に入っていく

玄関の壁にはバイクのカギがぶら下がっている

リビングにはたくさんの写真が飾られている

家具の位置も、置いてある物も

全てがあの時のままだった

まるで時間が止まったかのようだった

ライトが帰ってくるんじゃないか

そう思えて仕方なかった…


ここはずっと変わらないのに

ライトだけがいないなんて…