If〜桜龍の彼等〜【完】

その後ミチヤ達にもライトの事を話した


するとミチヤは「辛かったな…」と私を優しく抱きしめながら言った−−


「ルナ、話してくれてありがとう」


「うん」


「ルナにはたくさんの仲間がいる。

ライトも見守ってくれてる。

1人じゃないから。

もう1人で抱え込むなよ」


「うん…ありがとう」



「おい、いつまでくっついてるつもりだよ」


少し不機嫌そうなタクトの声がしてミチヤから離れようとしたら


ミチヤが私に回してる手に力を入れ


「ルナの男はヤキモチ妬きだな。

ルナ、本当にいいのか?

これから先が思いやれるぞ」


まるでタクトを挑発するかのように言った−−