If〜桜龍の彼等〜【完】

「ライトが愛した女を、目の前で泣き崩れている女を、俺が、俺の手で笑顔に変えたいって。

ライトの代わりでもいいから一緒にいたいって。

自然とそう思っていたんだ」


「タクト…」


「ルナが転校してきた時、驚いたけど本当は嬉しくて仕方なかった。

ライトの言うルナって子がどんな子か知りたくて感じたくて仕方なかったんだ。

いろんな事があったけど、ルナと一緒にいた時間は本当に幸せだった。

ライトがあんなにも幸せそうにしてたのがよくわかったよ。

俺は気が付けば本気でルナに惹かれ好きになっていたんだ」


そんな事言われたら…


涙が止まらないよ………−−