If〜桜龍の彼等〜【完】

「そうだったんだ…。

全然知らなかった…」


「ライトはルナに知られたくないって言ってたんだよ。

ルナに心配かけたくねぇって。

ただでさえ離れてるのに、チームになんか入ったって知ったらルナが余計不安に思うからって」


「ライトがそんな事を…」


「あいつ、いつもルナの話してた。

どんだけ好きなんだよってくらい、毎日ルナの話ばっかり」


「………。」


「ルナの話をするライトは凄く幸せそうな顔してた」


ライト…


私といて幸せを感じてくれてたの…?