If〜桜龍の彼等〜【完】

「ルナちゃん、本当にパスタでいいの?」


レンには聞こえないように小さな声で聞くマサタカ


「うん」


「ありがとね」


そう言ってマサタカは部屋を出た−−


暇になった私は携帯を取り出しメール画面にする


メールを打っていると「メール?」とタクトが聞いてきた


「えっ…うん…」


私は毎日返事のこないメールを送っている


届いているのかもわからない


だけど私は毎日送り続けている


私の想いが届いていると信じたいから−−