僕が何故この時海里にならなかったのか。 理由はコレだ。 パァン! 風船が割れたような音が僕の家に響いた。 僕は今、母さんに平手打ちをくらったのだ。 海里はア然としている。 「今までどこにいたの?」 「電話でも言った、友達の家だよ」 ……家に帰ったら母さんは、僕に手を上げる。 そう予感していた。