歓迎してくれそうだけど。 母さんは、卓志の存在を知らない。 話してないからな。 だけど9時だし。 卓志の家も無理……。 つまり今、僕には行く宛てがない? まずいぞ……。 最悪の場合、野宿という可能性も。 とりあえず足を進めた。 幸い明日は土曜日。 ラッキーだ。 目の前に公園があった。 結構歩いて疲れたからブランコに座る。 「……ふう」