「…………」 「…………」 沈黙が続く。 僕は平気だが海里は相当気まずそうにしている。 「「……あのさ」」 僕と海里がハモる。 「……俺から話さして」 「あぁ」 海里はブランコに座った。 僕はブランコのまわりにある横棒に座る。 「俺さ、自分でゆーのもなんだけど陸部のエースなんだ」 ゆっくりと海里は話し出す。 「……」 「だけど大会が近くなると、いつもタイムが縮まない」