「無視すんなっつったろ」


「言ってねぇよ」


「乳ちっせぇっつったろ」


「死んでまえ。」




なんだコイツ。


どこまで変態なんだ!



女の敵だ!



そんなことを言い合いながらも体は着々と学校の準備をしている。


あたしすげぇな…(笑)



思考と身体の神経は繋がっているようで繋がっていない。…のかもしれない。




「ん」


「おうっ……?」




掛け声と同時に大きい手がスウェットを上にまく……る……


……………。




「なに脱がそうとしてんだてめぇぇぇえ!!」


「あ?
準備手伝ってやってんだろが」


「そんな手伝い求めてねぇ!」




No thank you だ!




「照れんな」


「誰が照れるかバカ野郎ぅぅう!!」




何故朝からこんな叫ばなければいけないのでしょう。



騒いでるのはあたしだけども。




「早く部屋出るか後ろ向け!」


「……ん」




意外と素直に後ろを向く彼。



よし。