学校に着くと案の定誰もいない 物静かな下駄箱――。 「ふぅ……」 ため息を漏らしながら 靴から上靴に履き替える 「まだ7時半かよ……暇やわ」 いつもなら彩と由梨が教室に来て 雄一楽しい時間なのに……。 今は暇一文字の空き時間……。 彩がいないとこうも変わるとは… 何だか自分が可哀想に思えた