驚いた。 言葉じゃなくて。 ユナの、表情に。 それは俺だけに向けられたものじゃなくて、この場にいない大音にも対する憎悪の顔。 綺麗な顔を歪ませることをやめない。 眉間のしわが深くなる。 「瑛は、瑛は・・・。あたしに逆らえないでしょ?あの日約束したよね?」 「あ、ああ・・・」 「これは一生のお願い。楓に近づかないで。話さないで。見ないで。・・・お願い」 嫌だ、と言いたい。 だって、大音は、大音だけは・・・ ・・・え? 何故、俺は、大音にこだわってるんだ?