結局私たちは本を読むコーナーにいた。 そしてその名のとおり読書中。 「・・・・・・」 もちろんあまり喋ることは許されていない為、沈黙が流れていた。 「あーあっ、もう飽きちゃった」 「ユナ、声」 「あっ。ごめんって~」 うっかり声を漏らしたユナに長谷川くんが制す。 二人が話してることはちょっと嫌だけど、怒られてるから少し嬉しい・・・。 ・・・私、こんなに性格悪かったっけ・・・。