昨日の藤堂さんと違って今日は優しい気がする。


今日の私はすごく弱ってるようだ。


優しくされてまた泣きそうになりかけてる私を見かねてか


「俺のセイでもあるから記憶が戻るまでここにいろ」


「でも…すぐは無理だろうけどしばらく…」


「記憶戻らなかったら一生ここにいてもいい」


私が言いかけてる言葉を遮って藤堂さんが言った。


「一生、ここにいてもいいの?」


「おぅ」


そう言って藤堂さんは優しく私の髪を撫でた