「1人暮らしってその…え?お金は…っていうか小鳥遊 天空さん、何歳なんですか………!?」



1人暮らしと聞いて取り敢えず訊ねたのは、お金のことと年齢。

だって制服着てたのに、どう見ても学生なのに、こんなただっ広い部屋に1人で暮らすなんてどんなお金持ち!?


最早私の頭の中には、“2人きり”という言葉はない。



戸惑いながらも勢い込んで見上げる私に若干驚きながら、小鳥遊 天空さんは目を泳がせて口を開く。



「…俺……は、17だけど……」


「17って…ことは、高校2年生…ですか?」



私の問いに、頷く小鳥遊 天空さん。




それより、17って…私と同い年……。




それでこの部屋で1人暮らし…って……………




ど、どこかの家の御曹司なのかな…?