天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

店を出た麻衣ちゃん達を、俺達は再び尾行した。


しかし、麻衣ちゃん達の歩く速度がやけに速く感じる。


「勘付かれたのかしら……」


「え?」


麻衣ちゃん達は、繁華街の裏へと入って行った。


男の足でも追い掛けるのがキツイ速度で、ハイヒールを履いた須藤京子の足では、着いて行くよりむしろ離されている感じだ。


「どうしてハイヒールなんか……」


「こういう予定じゃなかったのよ」


須藤京子を置いて、俺だけで追い掛けよう。


そう決断して俺は駆け出し、麻衣ちゃん達が曲がった角を、同じく曲がったら……


麻衣ちゃん達の姿がなかった。