天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

「それは……確かに」


「つまり、麻衣に聞かれたらマズい電話、って思えない?」


「え? 誰と? どんな?」


店員が料理を運んで来たので、会話は一時中断になった。


それにしても須藤京子は鋭いなあ。あるいは俺が鈍いのか……


「食べながら話しましょ?」


「はあ」


スパゲッティを食べ始めたものの、須藤京子の話が気になって味わうどころではなかった。


「同僚の子がね、“三バカ”の一人の電話を聞いたのよ」


「え?」


「“上等のを世話すっからさ”って言ってたそうよ」