天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

「あまりジロジロ見ないでよ? “三バカ”に気付かれちゃうから」


「うん。あの“三バカ”って、うちの会社のやつなのかな?」


「そうよ。ろくに仕事もしないで、遊んでばかりのどうしようもない連中よ」


「そんな連中と麻衣ちゃんが、どうして……」


俺がそう言うと、須藤京子が帽子の下から俺を睨みつけた気がした。

俺が恐怖でビクッとすると、須藤京子はメニューを手に取り、


「取り敢えず何か食べましょう? 」

と言った。


「あ、そうですね。腹がペコペコだ」


「“腹が減っては戦は出来ぬ”だもんね?」