天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

「麻衣ちゃん……?」


「翔平さんが他の人となんて……絶対にイヤです。私、心が狭いですか?」


「そんな事はないと思うよ」


やっぱり麻衣ちゃんには、片桐チーフとの事は言えないな……


「翔平さん……」


麻衣ちゃんは、体ごと俺を向いた。


「ん?」


俺は首を回して麻衣ちゃんを見た。

麻衣ちゃんは赤い顔をして、と言っても、薄暗いからたぶんだけど、俺を見つめている。


「私だけで満足してください。私、頑張りますから」


カチッと、スイッチが入った音を聞いた気がした。麻衣ちゃんの、その言葉で……