天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

「それは……ないです」


「な、な、ないの? ほんとに?」


「はい。この歳でまだって、恥ずかしいんですけど……」


「いやいやいやいや、恥ずかしいなんて事ないって」


俺は心の中でガッツポーズを作っていた。一人でいたなら、踊りだしたい気分だ。


そんなのは男のエゴだって事は分かってるが、麻衣ちゃんの“初めて”に自分が関われれるかもしれない事実が、すごく嬉しかった。


「あの、翔平さんは、どうなんですか?」


ギクッ