天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

「え?」


顔を真っ赤にし、潤んだ瞳で見上げる麻衣ちゃん。

見ないつもりでも、否応なく目に映る艶めかしい2本の脚。

そして、取りようによっては魅惑的な麻衣ちゃんの提案、というか“お願い”。


途端にまたヤバくなり、俺は麻衣ちゃんに背を向けた。


「べ、ベッド、狭いよ?」


「なるべく小さくなってますから」


“小さくなってる”?

麻衣ちゃんって、可愛いこと言うな……

思わず頬が緩んだが、肝心な事を言わないとな。


「麻衣ちゃん。男と女が一つの蒲団に寝たらどうなるか、分かるよね?」