天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

ダメだ。麻衣ちゃんと接近してたら、俺の理性が持たない。


離れなくては。寝るときも、もちろん離れないとな……


と考えた時、俺はある重要な事に気が付いた。


「しまった……」


「え?」


思わず俺が呟くと、麻衣ちゃんが俺に顔を向けた。


「どうしたんですか?」


「麻衣ちゃん。悪いけど、やっぱり帰ってくれ。送ってくから」


俺が真面目な顔でそう言うと、麻衣ちゃんはまず驚いた顔をし、次に悲しそうな顔をした。