天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

俺は麻衣ちゃんの食べる仕種が可愛くて、頬杖を付いてジーッと彼女を見ていた。


女の子にしては元気な食べ方で、しかも美味しそうに食べる麻衣ちゃんだったが、


「そんなに見られると、恥ずかしいです」


「そう? ごめんね?」


「私の食べ方って、下品ですよね?」


「下品? そんな事ないよ。どうしてそう思うの?」


「だって、友達とかから言われるし、自分でも……」


「そうかなあ。確かに元気な食べ方だなとは思うけど、美味しそうだし、俺は好きだな」