天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜

風呂を出て、タオルで頭をゴシゴシ拭きながらキッチンを覗くと、蓋を持って鍋の中を覗き込む麻衣ちゃんの姿があった。


その姿に、俺は心臓を鷲掴みにされてしまった。


癒される思いと、麻衣ちゃんへの愛しさが込み上げ、心が暖かくなるのを感じた。


「あ、出たんですね? ちょうど今出来たんですけど、ベッドで食べますか?」


「えっと、いいよ、こっちで」


「はーい」


麻衣ちゃんは可愛く返事をして、テーブルに料理を並べ始めた。


俺はその姿もまた、ほんわかしながら眺めていた。